静豊園(せいほうえん)の名前の由来は、園主の故郷、静岡の「静」と、ここ豊前の「豊」を合体させて名付けました。そしてもう一つのは、「静かで実り豊かな自然農園」という意味も持ちます。生産から販売まで全て自分たちの手で行い、責任ある農業でみなさまに喜んでいただけるものづくりに日々励んでいます。
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今から40年前、園主は静岡県伊東市でみかんの栽培をしていました。ある時、当時静岡柑橘試験場所長であった高橋郁郎先生の講演を聞き、「若者は九州に行け」という話に深く感銘したそうです。その当時の静岡県、特に伊豆地区のミカンは雨が多く土壌も火山畑で良いミカンが採れなかったこともあり、心機一転心躍らせて九州に開墾を思い立ったことが静豊園の始まりです。


九州中を視察したのち、農業の大規模経営に向く丘陵地である豊前市に辿り着きました。豊前は北部九州にありながら瀬戸内海に面した温暖な気候で、雨量が少なく、日照時間が長い。また、安山岩の粘土質な風化土壌ということなど、果樹栽培に非常に適した土地であることがわかりました。また、北九州百万都市にも近く、周辺の野山が未開発丘陵地帯が多く、規模拡大の可能性もあり、夢に満ち溢れていました。そして、昭和四十一年にミカンの植栽を終え、静豊園が生まれました。 その後、大干ばつ、台風被害、寒波、ミカンの大暴落などさまざまな苦難がありましたが、こうして四十年以上園を続けていけるのもやはり育てる果実の成長は何物にもかえがたく、実った姿をみると何もかも忘れて喜びに変わる。「農業を続けてきて良かったとつくづく思う」と園主は語ります。


今後静豊園は、生産、販売の他にも来園されるお客さまに対応できる環境整備などを進めていきます。それぞれの分野で常に新しい方向性を展開していき、静豊園をもっと身近に感じてもらい、今までにない自然農園をつくっていきたいと考えています。
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